瞑想状態や何かに没頭している時に前頭葉のΘ波の数値が上がるようですが"好き”や懐かしさ、心地よく感じる光の影響、心が揺さぶられることは具体的なデータにしにくい。
光の芸術と言われる西洋絵画の明暗表現が、観る人の心を高揚させ感動させるで”光”も似たような効果を引き出すのでしょうね。
西洋では日が暮れてもなかなか明かりをつけない。薄明りの中で過ごす時間が多い人ほど明暗の感度が敏感になる。東洋の線のこだわりに対し、西洋は光と影にこだわり、その表現に幅がある。
『聖マタイの召命』1600年 カラヴァッジョ
人との会話で伝えたいことのうち、言葉で伝わるのは7%ほど、声(声色、抑揚、その他の音)が37%。残り55%は、表情やしぐさなどの言葉以外のコミュニケーション。しかし指さしなど身振り手振りを言葉の代わりにすると誤解をまねく。
人は感覚の83%を占める視覚情報で判断している。
絵を観ることや描くことで、観察力を磨いていくとそれまでとは違った視点が見えはじめる。最初は目の前にある問題だけしか見えなかったのが情報の領域が広がっていき、その物事に影響を及ぼしている周囲の状況が見えてきて、問題点の本質を理解していく。よく観ることで解決の糸口が見つかる。
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