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  • 執筆者の写真sfumita7

人の心を揺さぶる力

更新日:6月30日





イメージ(目的・意図:何を望むのか)

「意図するイメージ・浮かぶイメージ・沸き上がるイメージ」




日々、暮らしていけることが、どれだけ幸せなことかを気づくために創造力がある。

創造性はアートの世界だけではなく、 繰り返される実生活の中でこそ効用を発揮する。


自分の視座・視野・視点が変わることで世界の見え方が変わる。

アートに触れることで、日常を非日常に変えるのではなく、

当たり前のこととして見過ごしている”日常の奇跡”に気づいて、

視座が変わり視野が広がって視点が多角化して、

結果的に今までの日常が変わる。


芸術家たちは

いつの時代も新しい価値を探し求めて、未知の領域への挑戦を繰り返してきた。

だから、時代時代に必要とされるアートが社会変動と共に変貌し続けている。



『オフィーリア』 1851-52年 ジョン・エヴァレット・ミレー 




"イメージ"のつぶやき”



『イメージ力のない人は』

思いやりにかける。

将来のビジョンやそれまでの経験を具体的にイメージできないと空しくなる。

イメージ力は、誰でもどこででも磨ける。

紙とペンさえあれば、漠然とした頭の中のイメージを描きながら具体的にしていける。


『アイデアスケッチ』 ヘンリー・ムーア



『楽しむことは』

本質にたどり着く。

本質を意識したり、気づいたりするだけで、脳が喜び生き返る。

絵を描くとき、ものやもの事を思い込みや観念でとらえている人と

本質でとらえる訓練をしている人とでは描く線に違いがでる。


レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた線



『初めて訪れたはずなのに』

その土地の薫りに郷愁を覚えたり、

初めてあった人に親しみを感じたりする。

それが浮かび上がる潜在意識。

「自信」それもまた潜在意識が起こす現象。自信は潜在する。


『凱風快晴』 1832年 葛飾北斎



『アイデアが先ではない』

まずは、強い思いがあって大切なことに気づき、

掘り当てた情報の新鮮な組み合わせで不快が快に変わる

新しい価値を生み出す。

強い思いが、ビジョンに変わり創造となる。

だから、誰かを思うことからすべては動き出す。


『真珠の耳飾りの少女』 1665年 フェルメール



『やりたいことと違う』

空しい。子どもが泣く。犬が吠える。

問題が起こる。困ったことを解決しようとする前になぜそうなったのかを考える。

その思いを理解すれば必要なことが見えてくる。

まずは自分のできることから始める。

続けていると意図する筋道が繋がってきて解決の糸口が見えてくる。



『アトリエは』

自宅アパートの狭いキッチン。

しかもスーツ姿で描いていた庶民派サラリーマン画家マグリット。

キッチンの窓から見える風景やテーブルの上の果物などどこにでもある身近なものから

想像を膨らませ世界中を驚かせる新鮮な絵を描いていた。



『リスニングルーム』1952年 ルネ・マグリット




『思い出す音』

「太陽がみえる!きて、ママ。…きれいだなあ〜」とかわいい声が聞こえた。

言葉も心地よい音のように曲のように聞こえる時がある。



『線一本描くにしても』

集中力とイメージが大切。

クロッキー力は、

書道や華道、茶道,料理、スポーツ、音楽など様々なことに繋がっていく。

上達させるには描く枚数も大切ですが、

やはり何を意識して描くかで随分と成長の仕方に違いがでてくる。


『ヤギのクロッキー』 ヘンリー・ムーア


『裸婦のクロッキー』 クリムト



『音楽を聞いたり奏でたり』

絵を観たり描いたり、詩を読み解いたり、

楽しんだりする時間やお金を無駄と思う方がいるが、

人は文化的ことから本当に満足するもの、望んでいることを手に入れている。

厳しい状況でも日常や将来に文化的なビジョンをもつ生活は心が満たされる。



『今さらながら』

科学と共に野生の思考を獲得することが今、必要と気づきはじめているが、

呪術的神秘的なことと分けた、哲学や学問として捉えると複雑になっちゃう。

ので、

子供と向き合い寄り添うこと、自然に触れ、動物と戯れることで開放され、

心地よく気づいていることを信じればいい。


犬とピカソ


猫とダリ



『役に立たないものはない』

新鮮な視点をもつことで新しい価値が生まれる。

誰からも気にされていなかった物も人も事も

意外な組み合わせで新鮮に生まれ変わる。


『記憶の固執』1931年 サルヴァドール・ダリ


『大家族』1963年マグリット



『知らないものには共感できない』

見慣れたものでもこれまでになかった視点と組合せでまったく新しいものになる。

視点の新鮮さがすべてを劇的に変える。画家マグリットはみんなが知っているもの、身近なものの新鮮な組み合わせで世界を驚かせた。


『リスニングルーム』1952年 ルネ・マグリット



『物と同じように』

考え方や知識も劣化していく。

それまでの知識やスキルで備えても

状況の違いや変化に適応していかなければ役に立たなくなる。

新しい情報や視点を組み合わせていくことで活きていく。

水がよどむと濁ってしまう。

清流のように穏やかに流れ続けることで新鮮で安全な水が得られる。



『雨も風情に変える日本人』

西洋の画家を驚かせた浮世絵師広重の雨の表現。

当時、線で雨を視覚化する発想はなかった。

日本では当たり前の不快を快に変えてしまう情緒文化は先人が気づかせてくれた。

気がついていない画期的、革命的なことがまだある。


『名所江戸百景 大はしあたけの夕立』 1857年 歌川広重



『ぼーとしなさい』

忙しく働いている時よりもぼーとしている時の方が数倍も速い速度で頭が動いているらしい。ゆったりとした時間が多かった日に有意義な夢を見ることがある。

意識している以上に情報が整理され、解決の糸口まで見つかっている。


『猫』 藤田嗣治



『モノクロでも』

色を感じることができる。

世界的な映画監督の黒澤明は、

モノクロ映画の撮影時にもセットの配色にこだわっていたから

白と黒の幅があり、色の奥行きを感じる。

彼は絵画、特にゴッホが好きで、映画の絵コンテを絵画のように描いていた。



『絵コンテ』 黒澤明



『見えないものが見えるようになる』

若冲の「群鶏図」にみられるような驚異的な細密描写と

オディロン・ルドンの顕微鏡で覗き見るような絵の世界観には共通点がある。

いずれも表面的な写実描写に留まらず、リアルな仮想世界にまで到達して描いている。


『群鶏図』 宝暦11年(1761年)-明和2年(1765年)頃 伊藤若冲



『知識量やスキルなんて』

他より劣っていてもいい。

今の自分を十分に見直して、新鮮な視点で使いこなしていけば

他にはマネができない独創的なものに成長する。



『気づきが増えてくるほどに』

人に対しても物事にも丁寧に接するようになり、

時間も大切にしていく。

ぼ~っとしている時は、考えないで感じている。

何でもよく観たり感じたりするようにして

五感を磨く習慣がついていくと感動することが増える。

それは日常の中の奇跡に気がついているということ。



『”話せばわかる”は』

その通りだが、論破することではなく

お互いの話を聞き合って、双方に視点が変わる意識がないと解決しない。

論破するための教育ではなく、共生の意識を持てる教育で人は成長できる。

知識よりも良識を持つ教育に未来がある。



『絵を描いたり』

ものを造ったりしているときの充実感は

子供の頃、時を忘れてずっと遊んでいた時間に似ている。

思考(イメージ)と行動の繰り返しが人を成長させ、充実させていく。

楽しいから集中し、思考量が増えて具体的な行動に移れる。

本当に欲しいものは、文化的なことで手に入れられる。



『無駄に悩む必要はない』

”悩む”と”考える”は違う。漠然と悩むよりは、必要な情報を集め選択し視点を持って思考していく。

思い込みを取り外し問題点を発見し、具体的に解決していく時間が大切。その方が判断も速く、積極的に行動できる。



『世の中に動画というものがない時代に』

動画的な視点で描いていた絵描きがいた。

若冲、宗達、広重…、そして北斎。日本の絵師は瞬間を捉えるのではなく、

連続性や構図で時間の流れを捉える”映像”を描いていた。


『鶴図下絵和歌巻』 俵屋宗達


『風神雷神図屏風』 俵屋宗達


『富嶽三十六景-神奈川沖浪』 葛飾北斎



『何者にも』

こびないで生きている聡明で文化レベルの高い人たちがたくさんいる。

中央やトップにいると思い込んでいる人ほどそのことに気づいていない。

田舎や自然、現場で生きる人たちの中に入り、現実を直視することで、それが分かる。



『月の引力の影響が』

海や人の血流までにおよぶことや

地球の自転で水の流れが変わったり、

宇宙に存在する(可視できないものも)すべてがねじれていたりと

素直に考えると存在するそれぞれが宇宙の構造を持っていると感じる。

夜空や青空だけではなく人の意識や感情にも宇宙を感じて面白い。


『星月夜』1889年 フィンセント・ファン・ゴッホ




『気づきも発見も』

興味をもつことから始まるが、

その対象への愛情の深さの違いで見えてくるものも変わってくるのだろう。



『胎児は産道を』

最も効率よく生まれでるための理想的なかたちへと成長し、

宇宙と同じ動きであるスパイラル(ねじれ)を描きながら生まれ出てくる。

その後の成長は生きるために違った理想へと向かう。

生きていくための理想のかたちは、変貌していく。

成人までが成長ではない、老いもまた成長。


『子宮内の胎児が描かれた手稿』 1510年頃 レオナルド・ダ・ヴィンチ 



『創造力と免疫力』

体温が上がることで免疫力も高まる。

難問を解いている時や解決に向かって工夫している時は

集中しながらも気が高まっている実感がある。

作家に年齢を感じさせない活力を感じるのは創造意欲や向上心で、

免疫力が高まっているのかも。


晩年のピエール=オーギュスト・ルノワール




『未来は』

きっと良くなると信じること。明日が来てくれる奇跡。

自分次第で、奇跡を何度も見られる。



『相手に依存するほど』

怒りや憎しみが増し落ち着かない。

最初から見返りではなく与えるつもりで寄り添っている人が多いいほど

心が穏やかでいられる。


『カフェ(部分)』 1949年 藤田嗣治



『芸術を愛するフランス人の』

働くこと、トラバーユ【travail:仏】は

痛み、労苦、苦悩を意味する。

フランス人の社会人類学者クロード・レヴィ=ストロースは日本人の仕事に対する考え方、特に地方の民芸、職人の創造性のある仕事に興味を持ち、

日本の仕事をtravailと訳せないと言った。



『生意気なぐらいがいい。』

与えられたもの、知識やスキル、教えは有り難く、ありがとうと感謝していただく。

与えられたものは消えやすく答えではなく、きっかけにすぎない。

自分で気づき考え、やれることから行動しなければ意味を持たない。

それぞれ、未来も答えも自分で創造するもの。


『鳥獣戯画絵巻』 平安-鎌倉時代



『意図』

どんなに位の高い人でも茶室にお辞儀をして入るように「躙り口」を考えた。

お茶を飲み比べて楽しんでいただけの文化を

「身分を超えて、おいしいお茶を飲んでもらいたい。」

そのためにどうしたらいいのかを考えた千利休は茶道をデザインした。




『どんな友達が欲しい?』

と小学生の息子から聞かれ「仕事で知り合った人と仲良く出来るといいかな〜」と答えると「僕は、自然と仲良くなりたい。風とか海とか。」とスケールのでかいことを言われ自分の返答に後悔。子どもとの会話は油断禁物。



『表現って素晴らしい』

小学生の息子は、トイレにいきたくなると「お便りが届いている。」といいながら走っていき、漏れそうなときは「ポストがあふれそうだ。」と言って走っていく。



『不満に思ってしまう相手にほど』

依存している自分がいる。

人のやることには限度があり%78が上限で100%になることはない。

できなかった22%は次回にトライしていけばいい。

誰だって人に迷惑をかけてしまうし、自分だけで背負わずに誰かに頼ることも必要。

だから、相手を許す気持ちが大切。



『できるようになると』

できなかった頃の気持ちが分からなくなる。

できていないことは意識するが、できていることには意識しなくなる。

できていることを意識したほうが、今の自分を活かせる。いつでも主人公であれ!



『それまでの』

西洋画家が描いてきた写実(リアリズム)絵画と

全く違う思考だったマグリットが、絵に描いたのは「言葉では語れない詩」


『不可能の企て』 1928年 ルネ・マグリット



『たまに思い出して気持ちが新鮮になる言葉』

「私たちの生き方には二通りしかない。

 奇跡など全く起こらないかのように生きるか、すべてが奇跡であるかのように

 生きるかである」         by 理論物理学者 アルベルト・アインシュタイン





『帰宅をすると』

「おかえりなさい。お仕事の匂いがする」と玄関まで迎えてくれて

「おやすみなさい」と寝る前に声をかけてくれていつも疲れを癒してくれる息子。

「お便りがきた」とトイレに駆け込み「大自然と友達になりたい」と話してくれていた息子が中学に入学。嬉しいことはあっという間。



『やさしくて強くて潔くて、記憶に残っている言葉』

「花は咲くときを知っているのよ。」



『西洋は脳を刺激し成長させていく論理思考文化を追及した』

ルネサンス以降は特に写実が栄え、現実をいかに正確に写し伝えるかが研究された。

日本では脳を休める情緒思考文化が栄えた。

江戸期に見られるような日常の風情に感動して癒される浮世絵。



『何を知っているのか』

「何を知らないのか」「何を知らなければならないのか」

思い込みに惑わされないようによく観ることからはじめて

本当のこととは何かを考え続ける。



『成長を続けることも止めることも自分次第』

文化に触れることで、見過ごしてしまいがちな毎日の奇跡を感じとることができる。

年齢を重ねていくことで、次々に体験したことの無い喜び、嬉しさをみつけられる。

無事に年を重ね、日常を普通に過ごせていることが奇跡。些細な成長でも奇跡と気づく。



『どんな表現をしたいですか?』

という問いに対して「写真、絵画、映画、彫刻…がしたい。」など、

モチベーションではなく限定された創作手段を答えてしまう。

「どんなことがしたいですか?」

と質問をかえると「冒険、開発、旅、人助け、物語、教育…」

それこそ表現の活躍の場。



『これまで』

今いるA地点からB地点をめざし、「効率」を第一に考えて、

B地点という正解に速くたどり着くことが求められてきた。

これからは今いるA地点から、先に見えているB地点をめざすのではなく、

まだ存在しないB地点を創造するための思考力が求められていく。

「効率」よりも「想い」



『地球上のすべてのものが魂を持つという考え』

日本人はロボットや道具を相棒、友だちと考える。

【草木国土悉皆成仏】

この仏教思想がロボットや二次元キャラクター達に命を吹き込んでいる。

草も木も土や風に至るまで地球上のありとあらゆるものに仏が宿る。


『鉄腕アトム』 手塚治虫




『ぼ~とイメージするだけでも創造性は磨かれる』

穴を掘るだけでも可視化される創作は更に心が満たされていく。

誰かの気持ちを開放できたり、心を元気にできたりすればひとしおいい。

そんな時間を無駄だと思い込まないこと。



『胎児は、お腹の中ではえら呼吸をしている』

生命の始まりである海と同じ成分(ミネラル)を含む羊水の中で

泳ぐように生物の進化を経て生まれた瞬間から肺呼吸になる。

本能は進化の過程の記憶であり成長の中で

新たに学んでいる思考も覚醒ではなく

思い出しを繰り返していると考えると面白い。


『子宮内の胎児が描かれた手稿』 1510年頃 レオナルド・ダ・ヴィンチ



『 NOではなく』

YESと答えると人生が好転していく。

同じ状況で似たような経験をしてもある人は疲労し、ある人はリフレッシュしている。

同じ環境でもすべての人が同じ時間を過ごしているわけではない。

出来事をYESと受けとめて、自分を成長させていく努力をしていくと問題が解決していく。



『所有しやすいサイズに描かれた”モナ・リザ”』

この絵だけは何度も加筆し執着していた。

解剖学によりイメージだけで人を描くスキルがあった。

貧しい農村での幼少期の思い出。中国人奴隷だった母親の暖かくも侘しい表情。

ダ・ヴィンチにとって最も大切な面影だから、一生大切に持ち歩いていたのだと思う。


『モナ・リザ』 1503 - 1505 1507年 レオナルド・ダ・ヴィンチ



『考え事は絵を描きながらがいい』

絵を描くと頭がクリアーになる。

頭の中のイメージを実際に紙面に描き、

視覚で確認していった方がイメージを具体化できる。

発想も具体的に展開していきやすくなるので

理想の現実に近付けていくことができる。


『眠る女たちの習作』 ヘンリー・ムーア





フォロワー5万人の人気ツイートより







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