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美術の効用

  • 執筆者の写真: sfumita7
    sfumita7
  • 2 日前
  • 読了時間: 2分


「アート&デザイン」と聞いて、あなたは何を思い浮かべますか?

 人の心を高揚させ、歓喜させるバロック絵画やハリウッド映画、おしゃれなインテリアやファッション、浮世離れした芸術家、あこがれのイラストレーター、卓越した巨匠たちの彫刻、パリやルーブル美術館、印象派画家たちが描きだす輝く色彩…などでしょうか?また、思いどおりに絵を描いたり、造形できたりすることだけがアート&デザインの魅力、威力でしょうか?


『われわれはどこから来たのか われわれは何者か われわれはどこへ行くのか』                                   1897-1898年 ポール・ゴーギャン
『われわれはどこから来たのか われわれは何者か われわれはどこへ行くのか』                                   1897-1898年 ポール・ゴーギャン

  日本では、芸能スポーツに関する情報やその選手、芸能人たちの活躍は各メディアで頻繁に紹介され、社会におよぼす影響力もひろく知られていますが、アート&デザインもまた、あらゆる分野での可能性を秘めながらその威力や魅力を充分に有効利用されていないのが現状です。

スポーツと同様、アート&デザインも生活に密着したものです。また、その土地の文化に根付いたものであり、その時代を象徴するものでもあります。だからこそアート&デザインの基本であるデッサンや色彩を学ぶことでその時代をその時代の人々の中で生き抜く力を磨いていくことができます。


『モルトフォンテーヌの思い出』1864年 カミーユ・コロー
『モルトフォンテーヌの思い出』1864年 カミーユ・コロー

 

以前、小学校で起きた無差別の殺傷事件発生の数ヶ月後、恐怖感が残る児童に対して学校に復帰させるために校内での合同授業でのリハビリが行われました。これは決められた図柄を指定された枠内に決められた色を生徒全員で一緒に塗っていくという単純な壁画制作でした。先生や友達と協力しながら一枚の壁画作品を完成させていく行為の中で生徒たちの心が徐々に開かれていき、小学校で友達と集まることの喜び、楽しさを自然に取り戻していけたアート&デザインがもつ魅力、威力が効果的に使われていた印象の深い事例のひとつです。

また、アート&デザインを学んでいく過程で、自虐行為や過食の症状が無くなっていった教え子もいます。小さな出来事まであげていったらきりがありませんが、アート&デザインの影響力は多岐にわたり、計り知れません。


  舞台や絵画、彫刻、絵本など、いわゆる作家活動に限らず、あなたがアート&デザインと考えるものなら「美術の効用」が、理想の旅行計画やおもてなし料理、夢のマイホーム構想、明るい将来のためのリフォーム、家族を喜ばせるレジャー、自分を成長させる仕事とどんな表現にもあてはまるはずです。それがアート&デザインの魅力であり、威力です。


『記憶の記録 数分間 ホームシアター』
『記憶の記録 数分間 ホームシアター』

 
 
 

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