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ゆらぎ

執筆者の写真: 聖二 文田
聖二 文田
6月30日
読了時間: 23分

更新日:4 日前



心の世界


大学受験のために上京しそのまま東京に在住してから、

郷里 鹿児島の両親とは、手紙と長距離電話で連絡を取り合っていた。


僕が小学生の頃までは、しつけと教育に厳しかった母は

僕が成長して大人になるにつれて、優しく穏やかになり笑顔も増えていった。


息子たちが独立し、それぞれ家庭を築いても母の心配性は治らなかった。

母は60代で難病を患い、入退院を繰り返したのちに介護施設に入ってからは

感情が不安定になり、歳をとるほどに子どもに戻っていくようにみえた。


ある日、母の様子を聞くために施設に電話をすると、

セラピードックと一緒に散歩中とのことだった。

同行している介護の方の携帯電話につなげてもらって、母と会話をした。

「ワンちゃん、かわいいよ。昔みたいに蹴ったりしてないよ。」と

勝気だった少女時代のような無邪気な声で、セラピードックとの楽しい散歩の話をしてくれた。

そんな母の声に安心した電話が、今思うとちゃんと話が通じ合えた最後の会話だった。


晩年は自分の息子の顔も家族との記憶も薄れ、

電話でも「今、雪が降ってきた。綺麗」と会話も一方通行になっていった母は

「寂しくないよ」「楽しいことしか思い出さない」と言っていた。

その頃、小説の世界が好きな読書家の母は、

あこがれの世界と楽しかった記憶の中で”自分らしい時間“を生きていたと思う。


家族の心配ばかりしていた母は、やっと自分のために生きる時間を取り戻して、

穏やかに過ごせていたのかもしれない。






ありがとう


他界した父は洋画家で、大学で教壇に立つ教育者でもあった。

実家の二階は、両親の寝室と天井が吹き抜けの広いアトリエの二部屋だけで、

父が在宅しているときは、昼から深夜まで絵画制作と読書、ビデオ鑑賞をして

風呂と食事以外はほとんど二階のアトリエで過ごしていた。


我が家は、芸術家の父を中心にサラリーマン家庭とは違う生活をしていた。

来客が多く、父の画家仲間など知人を集めてホームパーティーをすることも度々あったが

家族だけで外食をすることはなく、旅行など外出するときは母と息子だけで出かけた。

夕食時の家族団らんの場でも、ほとんど父が一方的にしゃべっていたので、

大学受験のために上京するまで、父と二人で会話をすることはほとんどなかった。


3年浪人して藝大に入学して、実家に帰省するようになった時から

父とアート活動のことや大学生活などの会話をするようになった。

帰省するたびに一緒に酒を飲みアート活動の話をするときの父はとても嬉しそうだった。


東京に帰るときには、「次はいつ帰る」と寂しそうだった。

そんなときもアトリエにいたままで、玄関まで見送ってくれることはなかった。


自分の家庭を築いてから、家族を連れて帰省したときも

父は孫の相手をすることはなく、息子と芸術活動の話をする時間の方が多く、

相も変わらず父の絵画制作中心の生活が続いていた。


母が病気を患ってから入退院を繰り返すようになり、

実家に父が独りでいるときが多くなった。


電話で会話をしたのが最後となった日に

以前のような父の芸術生活の話題とは違い、

東京の家族のことや父の体調、入院中の母の容態の話をした。


そんな何気ない会話の後、父が

「電話、ありがとうね」と言って電話が切れた。

両親が歳をとる寂しさとともに温かく穏やかな気持ちが溢れてきた。


そんな両親が他界した今、感謝の気持ちしかない。


父の個展会場にて
父の個展会場にて



成長が加速した思い出


二人の息子がいる

幼い子どもの思い出つくりのために

家族で色んな所に行き

沢山、遊んで食べて楽しんだ


そんな息子たちも成人し、

ある日、次男坊が思い出を語ってくれた


幼稚園の頃、小学生だった兄とその友達と一緒に

初めて子どもだけでバスに乗り、

最寄りの駅まで連れて行ってもらった記憶が特別らしい

冒険のようなドキドキワクワク感が今でも蘇るらしい


親に守られた楽しさは薄れていくが

子どもたちだけで行動した思い出は

成長が加速した記憶として

色あせないで心に刻まれる






すべては自分次第


不安は、心がつくり上げた幻

後悔は、自分勝手な思い込み

そんな漠然としたイメージに無駄に悩まされている


心がザワついているときには、不安や後悔が脳を支配する

心が落ち着いているときは、自分に優しく明るいイメージが湧いてくる


不安の9割は実際には起こらない

後悔(過去)の時間に囚われずに今を生きれば、それで


同じ言葉でも、同じ状況でも、同じ環境でも

自分の捉え方次第で、

目に見えるものも解釈も全く違ってくる


『カフェ(部分)』 1949年 藤田嗣治
『カフェ(部分)』 1949年 藤田嗣治


満たすのではなく潤す


足りないと思い込んでいることで悩み、

いくら足しても、心は満たされることはない


過去の記憶と後悔のほとんどは思い過ごし、

未来への不安のほとんどは実際には起こらない

心がつくる幻に惑わされている


雨の音、風の香り、空の色、自然の味、肌のふれあい…

五感を研ぎ澄ましているときは、今を生きている


今を感じている心は惑わされない

今を生きているときが”幸福”


足りないと思い込み求めなくても

今あることで心を潤せばいい

自分次第で、幸せは何度でも感じることができる


『燕子花図屏風』1701-04年 尾形光琳
『燕子花図屏風』1701-04年 尾形光琳


幸せは求めることではなく感じること


過去への後悔も、未来へ漠然とした不安も

大半が思い過ごし


思い起こせば気づく、

その瞬間、”今”を感じて過ごしているときが

いつでも”幸せ”だということ


今を丁寧に生きれば、いつでも幸せを感じられる


『鳥獣戯画絵巻』
『鳥獣戯画絵巻』


心地よい過ごし方


夏でも冬でも、昼も夜も、晴れの日も雨の日も

穏やかであれば、それなりに心地がよい


にぎやかでも寂しくても、忙しくても暇でも

自分なりの過ごし方をみつければ良い


誰かに期待しないで、周りに期待されなくても良い

自分にとって大切ことを丁寧に過ごせば

心地よい時間を生きれる


『鳥獣戯画絵巻』
『鳥獣戯画絵巻』


そこにある幸せ


朝目覚める、歩ける、食べられる、時間がある、家族がいてくれる…

普通だと思っていることが

今できることが

どれだけ幸せなことかを

気づけることが、幸運


「白象黒牛屏風」長沢芦雪
「白象黒牛屏風」長沢芦雪

今を生きる


風が気持ちいい、遠くの音が心地よい、良い香りがする、美味しさをかみしめる、雲を見ているだけで楽しい、気づけて嬉しい…

今を感じていれば、幸せ


先のことを考えると不安になる

ほとんど起こらない不安に悩み、苦しんでいる


今できること、今あるもので満たされる

何もしなくても幸せを感じられる

ぼ~とするだけでいい

五感で、今を感じる時間を過ごす”幸せ時間”


『ビードロを吹く女』1790-91年 喜多川歌麿
『ビードロを吹く女』1790-91年 喜多川歌麿


歳を重ねて美しくなる人は、生き方がいい


そんな生き方をする人は、美意識を磨いている。

どんな日も、ちょっとした気づきや発見が、

心を癒し、元気をくれる。

些細な気づきで、美意識は磨かれる。


ターシャ・テューダー
ターシャ・テューダー


それぞれの力がみんなの力


誰かのために自分を犠牲にする必要はない

誰かのために自分を活かせばいい


自分にできないことは誰かに頼ればいい

誰かに

やってもらえても、

頼ってもらえても嬉しいもの


素直に感謝すれば、心が満たされる

そんな個人の成長が組織を強くする



『松林図屏風』 安土桃山時代 16世紀 長谷川等伯
『松林図屏風』 安土桃山時代 16世紀 長谷川等伯


感染する心


何か大切なことを理解できたような感覚、

特別なことを見つけた感覚になった瞬間が

何度かある。

それが”ひらめき”や”出会い”のような

特殊な体験だと思い込んでいたが

それは日常的に誰もが体験している奇跡を

見過ごしていただけのことだと気づいた。


心は

他人や環境によって満たされるものではなく

自分の考え方、捉え方、感じ方で満たしていける。


満たされた心からは、余白(余裕)が生まれる。

余白があると可能性が広がる。

余白があると誰かに与えることができるし、

一緒に成長していける。

心の余白は伝染する。



『モルトフォンテーヌの思い出』1864年 カミーユ・コロー




深く息ができる幸せ


緊張しているときや心が穏やかでないとき、体が弱っているときは、

無意識に呼吸が浅くなっている。

思い出してみると、不安なときや辛いときは呼吸が浅い。


自然の中を歩いているときやベランダにでたときに

新鮮な空気に触れて気持ちが良いと感じているときには

深く呼吸をしている。

深く呼吸をすると体中に酸素が循環して治癒力が高まり、

体も心も生き返るのだろう。


ついついため息をつきたくなるときに

意識して深く息を吸って大きく吐き出すと気が晴れてくる。

辛いことや嫌なことがあったり思い出したりしたときは

ため息をつく代わりに深呼吸をしてみよう!




不幸は幸福のきっかけ


一年ほど前、脳梗塞で倒れた。

対処が速かったので軽度の症状で後遺症もほとんどなかった。

この突然の不幸をきっかけに健康を意識するようになり

働き方も見直し、生活習慣が劇的に変わった。

自分や家族との時間をより大切にするようになり

結果的に普段の生活に幸せを強く感じるようになった。


2月の寒さの厳しい日に家風呂が故障した。

家族4人が寒い夜に体を洗うために鍋ややかんで湯を何度も沸かすといった生活が続いた。

そんな不便な日々は家族が自然と協力し合い、知恵を出し合う楽しく幸せな時間になった。

業者の方に修理作業をしてもらうために家の裏に設置されている家風呂の給湯器の周辺を片付けた。

これをきっかけにずっと気になっていた家の外周りや納戸の整理など家中の片付けが始まり、その勢いで捨てられなかったものを一気に処分することができた。

結果的に精神的にも整頓された快適な生活環境に改善できた。


平穏な日々は幸福だが、思いがけない不幸は、自分と自分の周りを見直すきっかけとなり成長できる。




ハーモニカ


「お父さん、ハーモニカって、どうやるの?」と中1の息子。

最近は学校で吹かないらしい。

「息を出したり、吸ったりしながら」と説明をしながら

ふっと、二十数年前に憧れて買ったハーモニカを思い出したので

納戸から出して吹いてみた。

息子は喜んだが、中間テスト前の深夜なので

妻に叱られた。息子即寝る。




思い起こせば


我が家でゴミの処理は父親である私が担当している。

特に生ゴミなどを捨てるときに嫌な臭いを残すことで

家族に不快な気分にさせないように気遣っている。


思い起こせば実家での生活の中で

キッチンやトイレの悪臭の記憶がない。

きっと母が家族のために

毎日、掃除をしてくれていたのだろう。

普段の生活の”快適“は、あたりまえではない。


清潔な食器、ふかふかの布団、…

快適な生活の陰には、気遣ってくれている存在がある。



『牛乳を注ぐ女』1658年 ヨハネス・フェルメール




リビングの勉強机


兄が中学受験の勉強に集中するために

兄弟部屋から、自分の勉強机をリビングへ移動した。


母親が夕飯の支度をしているそばで、

海の絵コンクールに出品する水彩画を

無心に描いていた幸せな時間をふと思い出した。




“普通”の中にある不思議


リンゴが落ちるのも、暗闇で色が見えなくなるのも、

昔の人は当たり前のことと思っていました。

でもニュートンは「なぜ?」と問いかけ、そこから大きな発見につながりました。

身の回りの“普通”も、ちょっと立ち止まって考えてみると、

新しい何かが見えてくるかもしれません。




好きになるきっかけ


高校時代、美術の先生が「セザンヌは絵を描くことを研究した」と熱心に話してくれました。

最初は難しくて分からなかったけれど、先生の情熱に引き込まれて、

いつの間にかセザンヌの絵が好きになっていました。


誰かの「好き」が伝わると、自分の世界も広がります。


『静物』1879-82年 ポール・セザンヌ
『静物』1879-82年 ポール・セザンヌ


希望はいつもそばに


神話の中で、あらゆる災いが世の中に飛び出したあと、

最後に箱の隅に残ったのは「希望」。

どんなに辛いことがあっても、希望はそっと私たちのそばにいる。

忘れそうになった時も、静かに見守ってくれている。




誰かの力になれる幸せ


自分の仕事や得意なことが、誰かの助けになるとしたら、それはとても幸せなこと。

困っている人を助けられる人は、きっと自分も幸せを感じられるはず。

小さな手助けでも、誰かの世界を明るくできる。




夢はイメージすると近づく


やりたいことや叶えたい夢は、

言葉だけでなく絵や写真でイメージすると、もっと現実に近づいてくる。

毎日そのイメージを見ることで、自然と行動が変わっていく。

夢を「見える化」して、少しずつ前に進んでいけばいい。




与える


何を手に入れたかより、どれだけ与えたかで人生の価値は変わる。

時代を超えて愛される作品には、作り手の思いが込められている。

心を込めて誰かに何かを与えることが、巡り巡って自分の宝になる。




成長する喜び


「幸せを感じるのは、成長が加速する時。止まれば消える」

これはフランスの経済学者ダニエル・コーエンの言葉。

何かを作ったり描いたりする時、完成の喜びよりも

「もっと良くしたい」と思う気持ちが、私たちを元気にしてくれる。

だから、いくつになっても新しいことに挑戦する人は、いつまでも若々しい。




火の灯りがくれる安心


部屋の灯りを変えるだけで、気分や雰囲気が変わる。

火に近い温かい光は、心を落ち着かせてくれる。

たき火の炎を見ていると、なぜか安心する。

キャンプの夜、火を囲んで過ごす時間は、それだけで心が満たされる。


炭火
炭火


心の強さは多様な経験から生まれる


自分に合わない人や、苦手なことにもあえて向き合ってみると、

心の中の新しい一面が目覚める。

そうした積み重ねは、あなたの心をしなやかで強くしてくれるはず。


『モルトフォンテーヌの思い出』1864年 カミーユ・コロー
『モルトフォンテーヌの思い出』1864年 カミーユ・コロー


できることを一緒に見つけよう


「これもできない、あれもできない」と言われると、心がしぼんでしまう。

でも、「これもできるようになったね」「あれもできるようになるよ」と言われると、

不思議と自信が湧いてきる。

教える側も、どうしたら伝わるか、どうしたら理解できるかを一緒に考えてくれると、

学びはもっと楽しくなる。

小さな「できた!」を積み重ねていけば上等。




日常の中の発見


ゲーテは色の感じ方が人によって違うことに気づき、

レオナルド・ダヴィンチは落ち葉の動きからヘリコプターを思いつき、

画家のコローは光の使い方で空間の見え方が変わることを発見しました。

こうした「気づき」は、私たちの日常にもたくさん隠れています。

ふとした瞬間に、世界が違って見えることもあるのです。


レオナルド・ダヴィンチの手稿より
レオナルド・ダヴィンチの手稿より


創造力の価値を見つめ直そう


日本ではスポーツや芸能が注目されがちですが、デザインやアート、創造力も社会を変える大きな力を持っています。

まだ十分に活かされていないこの力に、もっと目を向けてみませんか。




本物に触れる体験の大切さ


写真や映像だけでは伝わらない世界があります。たとえば、マーク・ロスコの絵画は、実際に作品の前に立つことでしか感じられない深い感動があります。




「面倒くさい」の中に新しい発見


面倒だと感じることや人にも、実は大切な意味がある。

その存在の意味を考えてみると、心に新しい風が吹き込み、気持ちも軽くなってくる。

探究心を持って、心の散歩に出かけてみる。




「面倒くさい」はやりがいの種


「辛いことを楽しめ」と言われても、なかなか難しいもの。

嫌いなことも無理に好きになる必要はない。

ただ、必要なこととして受け入れてみる。

自分から積極的に取り組む「面倒くさい」は、やがてやりがいに変わる。




彫刻の表情が語る時代の思い


ギリシャ彫刻の無表情は

「感情を公に出すのは野蛮」という考えから生まれました。


日本でも時代や人々の価値観で彫刻の表情は変わる。

どの時代も、その時々の人の思いを伝えている。


古代ギリシャ像 ヘルメス(頭部)
古代ギリシャ像 ヘルメス(頭部)


視覚情報の力を意識する


私たちが得る情報の多くは、実は視覚からきている。

でも、普段はあまり意識していない。

色や形が私たちに与える影響を

もっと意識してみれば新しい発見があるはず。




文化は選び、組み合わせ、育つもの


古代の西洋美術と東洋美術は似ていました。

その土地に流れ込んだ情報を人々が選び、組み合わせて文化が生まれます。

風土や思想の違いが表現を変え、文化が社会を変えていったのです。




伝わることの大切さ


デッサンは、ただ上手に描くことよりも「どうすれば伝わるか」を考えることが大切です。仕事や生活でも、伝える工夫が充実感や楽しさにつながります。

上手い下手ではなく、「伝わる」ことを意識して描いてみましょう。




小さな成長を積み重ねて


「やらなきゃ!」だけでは続かない。できたことを一つずつ認め、

「前回より少しだけ進歩した」と自分を評価していくと、自然とやる気が湧いてくる。

授業も仕事も一歩一歩、実行すれば成長していく。




上に立つということ


ボスは孤高の存在で威厳をまとい、リーダーは共に歩む仲間。

どちらも「責任」を引き受ける覚悟が必要。

責任を取らない人が上に立つと、みんなを間違った方向へ導いてしまう。

だからこそ、上に立つ人は「みんなの未来」を背負う大切な役割なのだ。




褒める力


アメリカの調査では、上司に叱られてばかりいると、

やる気を失う人が6割もいるそうです。

でも、いいところを見つけて褒めてくれる上司のもとでは、

みんながイキイキ働いています。

人は、認められることで本来の力を発揮できるんですね。




日本の医療制度のすごさ


日本の医療制度は世界でもトップクラス。健康保険のおかげで、誰もが安心して治療を受けられる。世界を見渡すと、こんなに恵まれた国はなかなかありません。ありがたいことですね。




できなくても大丈夫


すぐにできなくても大丈夫。まずは「理解」することが大切。

理解できると、世界がもっと面白く見えてくる。

逆に、わからないまま何となくできてしまうと、すぐに飽きてしまうもの。

面倒だなと思う時こそ、成長している証拠です。




家族の時間


我が家では、みんなが集まる時を「家族の時間」と呼んでいます。

このひとときのために、日々のすべてが回っているようなもの。

大切な人と過ごす時間こそ、人生で一番の宝物です。




世界が喜ぶ企画


第一回 東京オリンピックは、

日本のためだけでなく、世界中の人が喜ぶことを考えて成功しました。

「おもてなし」の心もその一つ。組織のためではなく、個人の幸せにつながる企画が、結局みんなの心を動かします。

感動を忘れずにいたいですね。




観察力の大切さ


デッサンで大切なのは、ただ見たままを描く力だけではありません。

物の存在や、光の影響を感じ取る観察力が必要です。

この力は、絵だけでなく、社会のあらゆる場面でも役立ちます。

アートがもっと重視されると、世界はもっと豊かになるかもしれません。




アートの面白さ


少しアートやデッサンを学ぶだけで、今まで気づかなかったことが見えてきます。

絵を描くことだけでなく、日常のいろんなことに新しい発見がある。

だから、アートは人生を面白くしてくれるのです。




毎日の楽しみ


毎日一食は麺類。

ラーメン、そば、うどん、パスタ…たまにソーメンを食べると新鮮な気分。

冷麺やフォーもいいけれど、

好きな麺類で一日をスタートすると、朝からなんだか元気が出ます。




色の世界


色の感じ方は人それぞれ。ゲーテはその違いに気づき、

ダヴィンチは体の違いを解剖で発見し、

画家のコローは光の演出で奥行きを表現しました。

私たちは「普通」と思っていることの中にも、

まだまだたくさんの不思議や発見が隠れているのです。




古典は、かつての最先端


今、私たちが「古典」と呼ぶ作品も、当時は最先端の技術と発想で生まれたものでした。

教会の壮麗な建築やステンドグラス、フレスコ画は、

当時の人々を圧倒し、感動させるための“アミューズメントパーク”のような存在だったのです。

時代が変わっても、人を驚かせ、心を動かすものは、いつも新しい挑戦の中から生まれてきます。


ドゥオーモのステンドグラス
ドゥオーモのステンドグラス


言葉を交わすことの力


「おはよう」「ただいま」「ありがとう」——

何気ない日常の挨拶や言葉は、心を温め、元気をくれる魔法。


声に出して伝えること、そしてそれを受け取ってくれる誰かがいること。

それだけで、私たちの毎日は豊かになる。

小さな言葉を大切に、今日も誰かと心を通わせよう。




「わからない」は成長のはじまり


「わからない」「間違えた」——その言葉を素直に言えることは、恥ずかしいことではない。

むしろ、分かったふりをしてしまう方が、後々みんなを困らせてしまうことも。

自分の気持ちや状況を正直に伝え合える人たちとなら、どんな仕事も前進できる。

周りのために、素直な自分でいること。それが賢さのひとつ。




「やりたいこと」が見つからないあなたへ


やりたいことが見つからない時は、まず「理解する」「共感する」「提案する」の三つを意識してみてください。

何か一つでも、分かることや面白いと感じることを追いかけてみよう。

大人になってからでも遅くない。学ぶ楽しさは、きっと日常を明るくしてくれるはず。




「普通」の中にある発見


ニュートンがリンゴの落下や光の色を

「当たり前」とせず、疑問を持ったように、

私たちも身の回りの「普通」に目を向けてみましょう。

何気ない日常の中に、

まだ気づいていない発見が隠れているかもしれません。




人間の限界と創造力


フクロウは首をぐるりと回して広い視野を持ちますが、人間は進化の過程で失った能力を、道具や法律、芸術、学問で補ってきました。

足りないものがあるからこそ、人は工夫し、知恵を磨いてきたのです。

自分の弱さや限界も、新しい力を生み出すきっかけになるのです。




「苦手」は思い込みかもしれない


「絵が苦手」と思っている人も多いですが、それは教育や周囲の影響が大きいもの。

実は日本人は絵が好きで、描く力も持っています。

高いクオリティの画像に囲まれて育っているからこそ、

無意識に自分と比べてしまうだけ。

思い込みを手放して、自由に描いてみませんか。




「普通」にとらわれないで


私たちは「普通こうするもの」という無意識の枠に縛られがち。

でも、時にはその枠を外して、自分の考えや行動を意識してみよう。

それが「思い」を持つということ。

自分らしい選択や行動が、日常をもっと豊かにしてくれる。




個性は、選んだ情報でできていく


何気なく目にした情報や、偶然出会った人。その一つひとつが、あなたの個性を形作っている。

出会いは偶然のようで、実はあなた自身がどこかで求めていたものかもしれない。

新しい情報や人との出会いを大切に。




美しさは、あなたの心が決める


ゴッホの絵に心を動かされる人もいれば、道端の草や石ころに美しさを感じる人もいます。

美の基準は人それぞれ。

あなたが「美しい」と感じるものを大切にしてください。

世界は、あなたの感じ方で、もっと豊かに輝きます。


『ひまわり』1888年8月アルル  フィンセント・ファン・ゴッホ
『ひまわり』1888年8月アルル  フィンセント・ファン・ゴッホ



文化が心を満たす


音楽を奏でたり、絵を描いたり、詩を紡いだりする時間は、

決して無駄ではない。

文化的な活動がない日々は、どこか虚しく感じるもの。

人は、文化を通じて本当の満足と望みを手に入れている。




小さな行動が大きな意味を持つ


アメリカの大工、ダルトン・ゲッティさんは、9.11の犠牲者のために毎日一本ずつ鉛筆の芯を彫刻しています。

彼は自分をアーティストだと思っていません。

ただ、自分にできることを静かに続けているだけ。それが誰かの心を癒しています。



ダルトン・ゲッティ作品
ダルトン・ゲッティ作品


協力の力


正解のない問題に取り組む経験が少ないと、

他人と協力して解決策を見つけるのが苦手になりがち。

みんなで知恵を出し合い、尊重し合いながら進むことが大切。




対話の本質


話し合いは、相手の意見を否定する場ではありません。

相手の思いを受け入れ、より良い解決策を一緒に考えていくことが、本当の対話です。




アートとの出会いは人生を変える


座右の銘や愛読書と同じように、

絵や作品との出会いも運命的なもの。

作品を深く読み解くことで、

自分自身もさらに成長できる。




文化的な生活の豊かさ


音楽や絵、詩に触れる時間やお金を無駄だと思う人もいますが、

文化的な活動は心を満たし、厳しい状況でも

日常や未来への希望を与えてくれます。




楽しみの裏側


どんな楽しみも、

実は感覚や知性を磨く真面目な一面を持っている。

楽しむことで、自分の感性も育っていく。




日本のビジュアル文化


日本文学や俳句、生け花や茶道は、すべてビジュアル的な文化

日本人は映像を巧みに操る民族

その力をもっと

教育や仕事に活かせば、世界でさらに輝ける


『名所江戸百景 大はしあたけの夕立』 1857年 歌川広重
『名所江戸百景 大はしあたけの夕立』 1857年 歌川広重



新しい視界


目が悪い人でも裸眼でくっきり見えるディスプレイが開発されました。

技術が人の可能性を広げてくれます。




台風一過の美しさ


台風が去った後、

空や街、植物、光、空気の美しさに気づかされます。

そんな瞬間を写真や絵、記憶に残すことは、人生の宝物。




美術教育の力


美術教育を通じて、

考え方や創造性をトレーニングすれば、

日常や仕事に文化的な視点が生まれ、心が整理されて元気になれます。

生きがいもきっと見つかります。




視点を変えるだけで


元気になったり前向きになれたりするのは、

考え方や視点を少し変えただけ。

思い込みを外して、

知らなかった自分に出会ってみよう。




普遍的な欲求


世代や時代が違っても、

人間の根底にある欲求や衝動は変わらない。

親子でも、古代と現代でも、

心の奥底はつながっている。




平和な日常の幸せ


夜遅く帰宅して

子どもたちに「今日はどうだった?」と聞くと

「トイレの電球が切れた」と返事、

これ以上の出来事は「なし」

そんな平和な日常こそ、幸せの証。




空と雲の記憶


「画家ウィリアム・ターナーが描いた雲を見るとイギリスの空を思い出す」

と語る人がいます。

空や雲にも、その土地ならではの個性があるのです。


『雨、蒸気、スピード-グレート・ウェスタン鉄道』 1844年 ウィリアム・ターナー
『雨、蒸気、スピード-グレート・ウェスタン鉄道』 1844年 ウィリアム・ターナー


視点を変える力


ニーチェの「遠近法的思考」は、

感性や思考力を使って物事を多面的に見ること。

不快を快に変える力も、

視点を変えることで生まれます。





本能と進化の記憶


人間の胎児は母体のお腹の中でえら呼吸をし、海と同じ成分の羊水で育つ。

本能は進化の記憶。新しい学びも、実は思い出しの繰り返しかもしれない。




日常の大切なつながり


自分にとって大切なことが起こっていても、気づかずに過ごしてしまうことがある。

日常の出来事や出会いを大切にし、世間とつながり続けよう。




贅沢な住まい


晴れた日に訪れたい場所、武相荘。

白洲次郎・正子夫妻が住んだ和洋折衷の家には、職人の技と夫妻のアイデアが詰まっています。

贅沢とは、心豊かな暮らしそのものです。





「どうしよう」と漠然と考えると不安になる


「どうしていこう」と具体的に計画すると楽しくなってくる

同じ状況でもちょっとした捉え方、考え方の違いで、

未来に不安を感じるのか、希望を感じるかに分かれていく




あれこれできないといった思い込み


先のことを漠然と考えると不安になる

できる、できないを考える前に

やれることから始める


『凱風快晴』 1832年 葛飾北斎
『凱風快晴』 1832年 葛飾北斎

美意識の繰り返し


続けていれば、理想とするビジョンへの筋道がみえてくる。

一日一日、真っ当に生きている実感が

未来への希望になっていく。

毎日の美意識の繰り返しで、成長していく。


『猫』 藤田嗣治
『猫』 藤田嗣治


人の行動は「成長・増殖」と「防衛」の二つに分けられる


心の反応で身体エネルギーがどちらかに偏ってしまう。

いつも恐怖や不安を感じていると

ストレスホルモンが慢性的に分泌されてしまい成長を制御してしまう。

だから前向きに明るい未来を思い考える行動が

新しい細胞を増殖し生き生きする。




様々な人たちと共に働いた


問題がない職場はなく、みんな踏ん張っていた。

どこの誰だったかは覚えていないが

「どうせやるなら笑ってやった方がいいに決まっている。」と言ってくれたことが

今でも心を強くしている。



アートとの運命的な出会い


書物やアート作品との出会いは、運命的な人との出会いのようなもの。

幼い頃からアートに触れることは人を育て、作品を読み解くことでさらに成長できる。


 

あなたへ


日々の小さな出来事や文化的な体験が、

あなたの心を癒し、元気を与えてくれます。

何気ない日常の中にこそ、

人生を豊かにするヒントが隠れています。


あなたの毎日に、少しでも温かさと前向きな力が届きますように。

 
 
 

1件のコメント


虹わたる
虹わたる
6月30日

素晴らしい視点ベストタイミングでありがとうございます 感謝します

写真帖続編遅くなってますが、懲りずにお待ち下さいm(_ _)m💕

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