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新しい価値【アートの民主化】 Chapter 9
【Chapter 9 新しい価値】 アートの「原因と結果」を知る 19世紀フランス パリでは、若き芸術家たちがモンマルトルの丘のバトー・ラヴォワール(洗濯船)を憧れ愛し、引き寄せられるように集まり、お互いをリスペクトし切磋琢磨していました。そんな街の小さな一角から世界を大きく変える芸術作品(新しい価値観)が次々と生み出されていきました。 『アビニヨンの娘たち』1907年-1908年 パブロ・ピカソ 産業革命が起こったイギリスでもそれまでの芸術を引き継ぐ保守的な新古典主義とその頃、時代を台頭した革新的なロマン主義の芸術家たちが、それぞれの信じる表現を主張し対立しながらも創造性を高めていき、サイエンス、アート、思想、世界の経済までも大きく揺るがす爆発的なパワーを発信していたのです。 『民衆を導く自由の女神』 1830年 ウジェーヌ・ドラクロワ 14世紀のイタリアのルネサンス期では学術的な縛りがなく、お互いの考え方や気づきと技術をぶつけ合いながら研究を繰り返し、数千年前の古代ギリシャ人は自由を愛し身体と精神を調和させ、古代エジプト人は、誰も観た
聖二 文田
6月14日読了時間: 2分


美意識の基本【アートの民主化】 Chapter 10
【Chapter 10 美意識の基本】 アート思考の基本『0から10まで成長するには』 0を1にする = 無から創造する 1から9にする = 既存のものを効率的に活用し、改善する 9を10に引き上げる = 限界を超え、新しい価値観を創造する 2番目のステップは、AIやデジタル技術が進化していく領域であり、データ分析や効率化に長けています。 一方で、1と3は人間にしかできない領域。これは、全く新しい視点や未知の可能性を生み出す力であり、真の創造性が試される瞬間です。それがアートの本質です。 アート思考とは? アート思考は、A点からB点へと効率的に進む手段を探すのではなく、そもそもB点をどのように発明するかを考えるプロセスです。これにより、未知の領域を開拓し、新しい価値観を社会に提供することが可能となります。 絵を学ぶことの意義 絵を学ぶことは、単に目で見て形を捉えるだけではなく、多角的な視点から世界を観察し、異なる方法で理解し伝える力を養うことを意味します。 レオナルド・ダ・ヴィンチは、単なる観察者ではなく、「感じ、触れ、理解する」こと
聖二 文田
6月14日読了時間: 3分


なぜ? 違和感に気づく【アートの民主化】Chapter 11
テーマ(何を表現したいのか) 「テーマとモチーフ(素材)を生かす構図で、目的を他者に伝える」 「構図の完成度は、単に視覚的な美しさだけでなく、テーマ」 アートと社会:歴史的背景 アートは常に社会と深く結びつき、時代の変遷と共にその姿を変えてきました。アートの構図やテーマを考える際には、その歴史的背景を理解することが不可欠です。 たとえば、カラヴァッジオが活躍したバロック時代は、宗教改革と対抗宗教改革がヨーロッパ全土を揺るがしていました。この tumultuous な時代において、彼の作品『聖マタイの召命』は、宗教的メッセージを強調し、観る者に深い感情的なインパクトを与えることを意図していました。 『聖マタイの召命』1600年 カラヴァッジオ カラヴァッジオは、光と影のコントラスト、すなわち「キアロスクーロ」の技法を駆使し、聖書の物語を生き生きと表現しました。彼の構図は、単なる美的配置ではなく、宗教的テーマの伝達手段としても機能していました。彼の作品は、観る者に神聖な光が差し込む瞬間を感じさせ、内面的な葛藤や救済の希望を呼び起こします。..
聖二 文田
6月14日読了時間: 3分


創造革命【アートの民主化】Chapter 12
【Chapter 12 創造革命】 歴史の波間に漂う芸術の灯火は、時代の闇を照らし、人々の心に新たな光明をもたらしてきました。芸術家たちは、その創造の炎で社会の固定観念を溶かし、人類の意識を新たな高みへと導いてきたのです。 19世紀末のパリ、モンマルトルの丘に佇むバトー・ラヴォワール。この「洗濯船」と呼ばれた芸術家たちの巣は、まさに創造の坩堝でした。ピカソやモディリアーニらが集い、既存の美の概念を打ち砕き、印象派やキュビスムという新たな芸術の言語を紡ぎ出したのです。彼らの筆は、単なる絵具ではなく、世界の認識を変える魔法の杖となりました。 左からモディリアーニ、ピカソ、アンドレ・サルモン(1916年8月12日パリ) 同じ頃、大英帝国では産業革命の轟音が鳴り響く中、芸術の世界でも静かなる革命が進行していました。 『グランド・オダリスク』 1814年 ドミニク・アングル 保守的な新古典主義を体現するアングルと、情熱的なロマン主義を掲げるドラクロアの対立は、単なる画風の違いを超え、時代の価値観をめぐる壮大な闘いでした。彼らの筆致は、キャンバス
聖二 文田
6月14日読了時間: 7分


アート表現手段の進化
アートの表現手段は、時代とともに大きく進化してきました。その進化の過程には、技術の発展や社会の変化が深く関わっています。 伝統的な表現手段からの発展 当初、アートの主な表現手段は壁画や彫刻など、固定的で持ち運びが困難なものでした。しかし、時代とともにより柔軟な表現方法が求められるようになりました。 キャンバスの登場により、絵画の可搬性が向上 版画技術の発展により、作品の大量生産が可能に ヤン=ファン=アイク『アルノルフィニ夫妻の肖像』1434 『ヨハネ黙示録』 アルブレヒト・デューラー 写真と映像の登場 19世紀以降、写真技術の発明と発展により、アートの表現手段は大きく広がりました。 写真は短時間で大量に作品を生み出すことが可能 写実的な表現において、絵画よりも優位性を持つ 映像技術の発展により、動きのある表現が可能に 『アクイラ・デッリ・アブルッツィ』 1952年 アンリ・カルティエ=ブレッソン 『オーケストラ席の音楽家たち』1870年 エドガー・ドガ デジタル技術の台頭 20世紀後半から21世紀にかけてデジタル技術がアートの世界に革命をもた
聖二 文田
6月12日読了時間: 2分


こころを表現できる方法
歴史の波間に漂う芸術の魂。 それは時代を超え、人々の心に深く刻まれる永遠の輝きを放つ。 江戸の粋と現代の感性が交錯する世界で、私たちは新たな文学の地平を目指している。 『ビードロを吹く女』1790-91年 喜多川歌麿 かつて浮世絵師たちが描いた風景や人物は、単なる絵画ではなく、 当時の人々の喜びや悲しみ、そして憧れを映し出す鏡であった。 『名所江戸百景 大はしあたけの夕立』 1857年 歌川広重 歌川広重が「東海道五十三次」で描いた旅路は、今もなお私たちの心に響く。 それは単なる風景画ではない。 旅人の足取りや、宿場町の喧騒、そして遠く望む富士の姿。そこには、江戸の人々が抱いた夢と希望が凝縮されているのだ。 現代の作家たちは、こうした先人の魂を受け継ぎながら、新たな表現を模索している。 梶よう子の『広重ぶるう』は、単に浮世絵師の生涯を描くだけでなく、その作品に込められた想いや、当時の社会の空気感までも鮮やかに蘇らせる。それは、過去と現在を結ぶ架け橋となり、読者の心に深い感動を呼び起こすのだ。 『名所江戸百景 亀戸梅屋敷 のぞき見る』1857年 歌
聖二 文田
6月12日読了時間: 2分


つぶやき日記 生活編 2026
物と同じように 考え方や知識も劣化していく。 ”諸行無常”を受け入れると 成長は続く。 常に新鮮な情報や視点を組み合わせていくことで 何度でも再生していく。 水がよどむと濁ってしまう。 清流のように穏やかに流れ続けることで 新鮮で安全な水が得られる。 『紅白梅図屏風』 尾形光琳 歌舞伎もオペラも 伝統文化を伝承していく五感を使ったシステムの一つ。 中世の教会も 布教のためのシステムとして捉えると 天を見上げさせるための彫像や天井画、ステンドグラスのように 五感を使って伝達する技術を駆使した建造物。 ドゥオモ すべての”仕事”は行きつくところ、 ”人や地球のためにデザインをしている”といえる。 デザインとは、 表面的な見栄えや漠然とした美しい理想を追い求めることではなく ユーザーが望んでいることや困っていることに直視して、 具体的に問題を解決していくこと。 古代ローマ 水道橋 誰かから指示されたり、 注意をされたりしてから動くことは、 面倒くさい。 誰かのために見返りを求めずに 積極的に自分で判断して動くことは 人に喜ばれ、やりがいになっていく
聖二 文田
6月4日読了時間: 14分


アートの学び
『忘れっぽい天使(Vergesslicher Engel)』1939年 パウル・クレー “TO BE”ではなく“Being” 「上手くなりたい」「評価されたい」「何者かになりたい」—— アートを学ぶとき、私たちはつい“TO BE(〜になる)”に引っ張られます。 でもね、本当に面白いのはその手前にある。 Being。 いま、ここで、感じていること。 手が動くリズム、色に惹かれる理由、形が生まれる瞬間。 たとえば、真っ白な紙に線を一本引くとき。 「いい線を引こう」と思った瞬間、その線は少し固くなる。 でも、「ただ引いてみよう」と任せたとき、 その線には自分でも知らなかった“自分”が現れる。 Beingとは、「何かになるため」ではなく、 「いま、すでにある自分と出会うこと」。
sfumita7
5月13日読了時間: 1分


ゲルニカ
ピカソの凄さを改めて感じている。 作品性よりも芸術活動の視点を変えたところに興味をそそられる。 戦争の悲しみ、憎しみ、悔しさ、苦しさ…が表現された 『ゲルニカ』 ドイツ兵から「この絵を描いたのはお前か。」 と聞かれた近代美術の巨匠ピカソは 「この絵を描いたのは、あなたたちだ。」と答えた。 『ゲルニカ』1937年 パブロ・ピカソ 何をしたかではなく何のためにやっているのかが心に響く。 日曜画家だったアンリ・ルソー、 世界的に知られる名画はすべて50過ぎに描いた作品。 生前、モンマルトの画家たちは「へたくそ」と馬鹿にしていた中、 彼の才能を認めていたのがピカソ 『蛇使いの女(The Snake Charmer),』1907年 アンリ・ルソー
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5月6日読了時間: 1分


アートに触れると自分らしさに気づく
創造性はアートの世界だけではなく、繰り返される実生活の中でこそ効用を発揮する。 自分の視座・視野・視点が変わることで世界の見え方が変わる。 アートに触れることで、日常を非日常に変えるのではなく、当たり前のこととして見過ごしている”日常の奇跡”に気づいて、視座が変わり視野が広がって視点が多角化して、結果的に今までの日常が変わる。 芸術家たちはいつの時代も新しい価値を探し求めて、未知の領域への挑戦を繰り返してきた。だから、時代時代に必要とされるアートが社会変動と共に変貌し続けている。 『夕暮れ→夜景』 『open mind トンネル』 『記憶と記録・日記68』 『2008 プライベートタイム』 『記憶の記録 数分間 木馬』 『記憶の記録 一緒が嬉しい 』 『パス停留所で出迎え』 『記憶と記録・日記4』 『記憶の記録 数分間 ホームシアター』 『記憶の記録 数分間 桜島』 『都庁』 『ノートルダム』 『ローマ』 『古河庭園』 『記憶の記録 数分間 蔵出し』 『記憶と記録・日記59』 『2002 記憶と記録 展示作品』 【脳の活性化】...
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5月6日読了時間: 2分


感性を磨く「楽しさ」
川の流れを止めると水が淀む、腐る。 情報を止めると思考が止まる。 その状態が、思い込み。 情報の思い込みで判断すると不安で辛くなる。 思い込みを取り除くと思考が機能する。 思考量を増やし、情報を常に選択し、その流れを止めない方がいい。 『紅白梅図屏風』 尾形光琳 大抵の思い込みは、自分で気づかないから厄介。 普段、目にしている物事を絵に描くつもりで観てみるといろんなことに気づきだす。 絵は、思い込みや見たつもり、知っているつもりでは描けない。 物事は「見る」のではなく「観る」ことが重要で、 書物と同様に「読みとく」「理解」する感覚が大切。 『レオナルド・ダ・ヴィンチ手稿』より レオナルド・ダ・ヴィンチは、 凡庸な人間は「注意散漫に眺め、聞くとはなしに聞き、感じることもなく触れ、味わうことなく食べ、体を意識せずに動き、香りに気づくことなく呼吸し、考えずに歩いている」 と嘆いて、あらゆる楽しみの根底には「感覚的知性」を磨くといった真面目な目的があると提唱していた。 本を読んだり、庭いじりをしたり、絵画を学ぶことやイラストやマンガを描くことも音楽、スポ
sfumita7
5月6日読了時間: 1分


美術の効用
「アート&デザイン」と聞いて、あなたは何を思い浮かべますか? 人の心を高揚させ、歓喜させるバロック絵画やハリウッド映画、おしゃれなインテリアやファッション、浮世離れした芸術家、あこがれのイラストレーター、卓越した巨匠たちの彫刻、パリやルーブル美術館、印象派画家たちが描きだす輝く色彩…などでしょうか?また、思いどおりに絵を描いたり、造形できたりすることだけがアート&デザインの魅力、威力でしょうか? 『われわれはどこから来たのか われわれは何者か われわれはどこへ行くのか』 1897-1898年 ポール・ゴーギャン 日本では、芸能スポーツに関する情報やその選手、芸能人たちの活躍は各メディアで頻繁に紹介され、社会におよぼす影響力もひろく知られていますが、アート&デザインもまた、あらゆる分野での可能性を秘めながらその威力や魅力を充分に有効利用されていないのが現状です。 スポーツと同様、アート&デザインも生活に密着したものです。また、その土地の文化に根付いたものであり、その時
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5月6日読了時間: 2分


『記憶と記録』とは
美術家文田聖二の作品は、人間の記憶と知覚の本質に迫る。彼の手法は、カメラでは捉えきれない人間の内なる風景をスナップ写真を使ったコラージュ技法を用いて描き出す。それは、私たちの意識の奥底に眠る原始的な感覚を呼び覚ます力を持っている。 『open mind トンネル』 『記憶と記録・日記68』 文田聖二の作品はどのようにして視覚情報を処理しているのか 文田聖二の作品は、人間の視覚情報処理の特性を深く理解し、それを芸術表現に活かしています。彼の作品における視覚情報の処理方法には以下のような特徴があります。 【眼球運動の再現】 文田は、人間の眼球運動が固視状態と跳躍状態を繰り返すことに着目しています。彼の作品は、この自然な視線の動きを再現し、鑑賞者の目を画面上で動かすように構成されています。 『夕暮れ→夜景』 『2008 プライベートタイム』 『記憶の記録 数分間 木馬』 【総合的な情報処理】 写真が一瞬の情報を捉えるのに対し、文田の作品は複数の視点からの情報を総合的に処理しています。これにより、時間の経過や作家の心情、視線の動きが作品に刻印されます。
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4月30日読了時間: 3分


楽しさの開放
子供は、遊びの天才。ドキドキワクワク感で生きている。毎日が、のめり込めることで溢れている。例えば、絵を描く時間も”楽しいこと”のひとつでした。 壁や地面に描いた絵、クレヨンで描いた夏休みの思い出、着てみたいドレスや試してみたい髪型の絵、絵ハガキ、友達や先生の似顔絵、教科書に描いたラクガキ……。子どものころを思い起こせば、ほとんどの人にとって絵は身近な存在だったと思います。今、絵が苦手という人はいつから描くことが楽しくなくなったのでしょう。 『魚の魔術』 パウル・クレー 幼いころは、描く絵に「正解」を決めつけていなかったので、うまいもへたもなくワクワクして好きな色で自由自在に塗ったり線を描いたりしていました。それが年頃になるにつれ、人によっては漫画やアニメのキャラクターを描き写したい欲求が出てきて、上手に描けるクラスの人気者と比べてしまい、絵を描く才能の有無を決めつけていったのではないでしょうか。 あるいは美術館や画集、美術の教科書などで写真のように描かれた写実絵画や個性的な名画に出会ったときに「自分には画家のような絵を描くこと
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4月19日読了時間: 4分


脳に効く芸術と科学
芸術家であり自然科学者でもあったレオナルド・ダ・ヴィンチは 凡庸な人間は”注意散漫に眺め、聞くとはなしに聞き、感じることもなく触れ、 味わうことなく食べ、体を意識せずに動き、香りに気づくことなく呼吸し、 考えずに歩いている” と嘆き、あらゆる楽しみの根底には、感覚的知性を磨くといった真面目な目的があると提唱していました。 芸術は、「知覚」を機能させて表現していく”業”ですが、その業が、芸術作品を創作する限られた目的のためだけではなく、一般的な仕事や暮らしの中でこそ、その効用を活かせていける。 『ほつれ髪の女性』 1508年頃 レオナルド・ダ・ヴィンチ レオナルド・ダ・ヴィンチ手稿 芸術家は、知覚を見つめることで、感覚と脳の仕様で決められた「可知域(知ることができる範囲)の内側」で芸術表現の試行錯誤をしてきた。画家の作品をのぞくことは、すなわち知覚の仕組みをのぞくこととおなじといえる。 作家オスカー・ワイルドの言葉 “Before Turner there was no fog in London.” 「ターナー以前に、ロンドンに霧はなかっ
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4月10日読了時間: 17分


日常に感動できる人は幸せ
創造性はアートの世界だけではなく、 繰り返される実生活の中でこそ効用を発揮する。 自分の視座・視野・視点が変わることで世界の見え方が変わる。 アートに触れることで、日常を非日常に変えるのではなく、 当たり前のこととして見過ごしている”日常の奇跡”に気づいて、 視座が変わり視野が広がって視点が多角化して、 結果的に今までの日常が変わる。 人と同じ情景を見ていても 情報の捉え方で 違う感情、考え方が生まれる。 多角的な視点で情報を捉えなければ、真実は見えてこない。 情報の捉え方の違いで、判断が大きく大きく変わる。 『クリスティーナの世界』 1948年 アンドリュー・ワイエス 『見えないものが見えるようになる』 若冲の「群鶏図」にみられるような驚異的な細密描写と オディロン・ルドンの顕微鏡で覗き見るような絵の世界観には共通点がある。 いずれも表面的な写実描写に留まらず、 リアルな仮想世界にまで到達して描いている。 『群鶏図』 宝暦11年(1761年)-明和2年(1765年)頃 伊藤若冲 『花瓶の花』1912年-1914年 オディロン・ルドン 『見ている
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4月10日読了時間: 8分


人の意識や感情にも宇宙を感じる
芸術×技術×学術 月の引力の影響が海や人の血流までにおよぶことや地球の自転で水の流れが変わったり、宇宙に存在する(可視できないものも)すべてがねじれていたりと素直に考えると存在するそれぞれが宇宙の構造を持っていると感じる。 夜空や青空だけではなく、人の意識や感情にも宇宙を感じて面白い。 科学者ガリレオ・ガリレイが低倍率の望遠鏡で月のクレーター(凸凹)を発見できたのは、彼が水彩画を描くことで陰影により奥行きや立体を表現していく観察眼を身につけていたから。 芸術的な素養としての美意識を磨いている人は、サイエンスの領域でも高い知的パフォーマンスを上げている。 思い込みで、判断を誤る。よく観ないと世界は見えてこない。多角的な視点が大切。 普段、知っていると思い込んでいる物事を絵に描くといろんなことに気づきだす。 絵は思い込みや見たつもり、知っているつもりでは描けない。 物事は「見る」のではなく「観る」ことが重要で、書物の様に「読みとく」「理解」する感覚が大切。 絵を描くと知らないことに気づき「観る」習慣が身につく。 創造性はアートの世界だけではな
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4月10日読了時間: 2分


幸せを感じる瞬間
「幸せを感じる瞬間は、成長が加速する時だ」 この言葉は、過去と未来が交差する瞬間にこそ、私たちが本当の意味で幸福を感じられることを表しています。 日々の生活の中で感じる些細なこと、当たり前の出来事をどれだけ深く観察し、そこからどんな学びを得られるか。創造力は、単にアートの世界にとどまらず、我々の日常にも浸透しているのです。 『燕子花図屏風』1701-04年 尾形光琳 創造性は、目の前に広がる平凡な風景を再構築し、私たちが見落としていた「奇跡」に気づかせてくれるものです。アートに触れると、世界が変わるわけではありませんが、その見え方が変わることで、日常の中に埋もれていた美しさが浮かび上がるのです。 芸術家であると同時に自然科学者でもあったレオナルド・ダ・ヴィンチは、「凡庸な人間は、注意散漫に眺め、聞くとはなしに聞き、感じることもなく触れ、味わうことなく食べ、体を意識せずに動き、香りに気づくことなく呼吸し、考えずに歩いている」と、人間がいかに無意識に物事を捉え、感じることなく日々を過ごしているかを嘆きました。 彼の言葉には、日常の小さ
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4月10日読了時間: 2分


記憶と記録のデジタル化
デジタル技術が記憶と記録に影響すること デジタル技術は記憶と記録の方法に大きな変革をもたらしています。 記録の容易さと大量化 スマートフォンのカメラやデジタルカメラにより、日常のあらゆる瞬間を簡単に撮影・記録できるようになりました。これにより、個人の記録が爆発的に増加しています。 記憶の外部化 クラウドストレージやSNSなどにデータを保存することで、自分の記憶を外部に委ねる傾向が強まっています。これは記憶力の低下につながる可能性もあります。 記録の編集と再構成 デジタル技術により、写真や動画を簡単に編集・加工できるようになりました。これにより、記憶を再構築したり、新たな「記憶の風景」を創り出すことが可能になっています。 記憶の共有と集合化 SNSなどを通じて個人の記憶を簡単に共有できるようになり、集合的な記憶の形成に影響を与えています。 記憶の信頼性への影響 デジタル技術による記録は簡単に改変できるため、記録の信頼性や真正性に疑問が生じる場合があります。 新しい表現方法の創出 デジタル技術とインスタレーションを組み合わせることで、従来の写真や絵
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3月6日読了時間: 5分


人格という鎧
創造とは、蓄積された情報を新鮮な成り行きで可視化すること。 個性とは、選択して構築してきた情報の違い。 美とは、心揺さぶられたこと。 独創性とは、欲求、興味で選んで記憶している情報素材を新鮮な気持ちになれる組み合わせで再構成されること。 『アビニヨンの娘たち』1907年-1908年 パブロ・ピカソ 生きざまがせつない芸術家 ”家族を守れなかった頼れるお父さん” 【名前】 ネアンデルタール人 【芸術活動】 彫刻制作/歌 ・意思疎通は語彙力ではなく、歌って思いを伝える表現力 『ブリュニケル洞窟ストーンサークル』 諸説ありますが、さまざまな壁画を描き残しているクロマニョン人に対して、ネアンデルタール人は象牙を素材とした彫刻『ライオンマン』などの彫刻(立体)を造っていました。また、ミュージカルのように歌でコミュニケーションをとっていたといわれる芸術家ネアンデルタール人は、現代人より大きな頭(脳)と強靭な肉体を使って、身の回りにある様々なものを利用し工夫して投てき具など人の機能を補完する道具を次々に造り出していたと考えられま
sfumita7
3月3日読了時間: 7分
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